・イタリアに本社をおく世界的レーザー企業、クアンタ社製のレーザーです。

Qスイッチルビーレーザー

3Hz発振

ルビースポット

ルビーフラクショナル

リスク

Qスイッチルビーレーザー

レーザーとは、IPLとは異なり、単一の波長で治療する機械になります。
当院で採用しているQスイッチルビーレーザーの波長は、メラニン色素に最も吸収の良い694nmをもっており、正常な血管や皮膚にはほとんど吸収されない特性があります。そのため、正常な組織へのダメージを抑えながら、シミやあざの色素のみ破壊することができます。

保険適応疾患:太田母斑(5回まで)、異所性蒙古斑(5回まで)、外傷性色素沈着(5回まで)、扁平母斑(2回まで) 
※()内の回数を超えた分は自由(自費)診療になります。

●ルビースポット
部分的に濃いシミやADM、アザの部分に、ピンポイントで高出力照射を行う治療です。
メラニン色素を破壊・除去することで効率的なシミの除去が可能となる治療です。

●ルビーフラクショナル
濃いシミから薄いシミまで幅広く対応した治療です。
レーザーをフラクショナル状(細かくドット状)に照射することでメラニンを効率よく破壊するとともに炎症後色素沈着のリスクも抑えた治療です。

3Hz発振

従来のQスイッチルビーレーザーでは、2Hz(1秒間に繰り返し照射できるのは2回)でしたが、 QプラスRでは、3Hzという高速レーザー発振が可能です。これにより、迅速で効率的なレーザー治療が可能です。

ルビースポット

従来のQスイッチルビーレーザーの照射方法です。部分的に濃いシミやADM、アザの部分に、ピンポイントで高出力照射を行う治療です。
メラニン色素を破壊・除去することで効率的なシミの除去が可能となる治療です。

ルビーフラクショナル

高出力照でフラクショナルQスイッチルビーレーザーを照射する治療です。濃いシミから薄いシミまで幅広く対応した治療です。

こめかみ、両頬、鼻、あごと広い範囲へ1回で照射できます。

QプラスRで可能なフラクショナル(細かくドット)照射は、従来のQスイッチルビーレーザーに比べ、小さな点状(ドット状)にレーザーを当てるため、 部分的に健康な皮膚(レーザーを照射していない箇所)を残すことが可能になります。これにより、熱によるダメージを最小限に押さえることが可能になります。きめ細かなフラクショナル照射が、炎症後色素沈着の予防に役立ちます。

Qスイッチルビーレーザーは濃いシミを確実に除去できますが、薄い色のシミや多数のシミ、そばかすに対して照射すると、色素沈着が強く起こった場合、一時的に照射前よりも目立つ状態になります。ルビーフラクショナルレーザーは、Qスイッチルビーレーザーを微細な点状に照射することで、色素沈着の発生を減らすことができます。

また、治療後のテープ保護も不要です。

ケミカルピーリングなどとの併用も可能です。
治療効果はマイルドになるため、治療回数は1回では終わらないことが多いですが、トラブルを抑えて確実にメラニンを減らすことができる治療方法です。

治療の流れ

①洗顔:カウンセリング前にメイクを落としていただきます。
②肌診断:お肌の状態を顔の肌診断機を用いて診察します。
     別途費用が発生しますが、同じ条件で記録を残して、比較することで効果をご確認頂けたり、トラブルを避けるために行ってます。
③施術準備(麻酔:別料金):痛みが強い施術前には麻酔剤を使用します。
④施術:お肌を冷やしたりしながらレーザー照射します。
⑤施術後:すぐにお帰り頂けます。スポット照射後はすぐにお化粧ができないため(フラクショナル照射では可能です)、マスクなどご持参いただくと安心です。

・治療回数(通常必要な回数)
ルビーフラクショナル・・・1-3か月に1回が目安、5回くらいが理想的です。

・費用:料金のページをご参照ください。
  (例1)ルビーフラクショナル初回:肌診断機3500円+麻酔クリーム3000円+ルビーフラクショナル33000円=39500円
  (例2)ルビーフラクショナル2回目:麻酔クリーム3000円+ルビーフラクショナル33000円=36000円

・ケア:スポット照射の場合は軟膏+テープ処置をお願いしてます。(別途費用)

※スポット照射の場合、照射から2週間程度でかさぶたが剥がれますが、かさぶたがついている期間は、照射したシミの部位が濃く見えますので、大事なご予定が近くにある場合は、避けてご予約ください。

リスク

赤み、ヒリヒリ感、炎症後色素沈着、肝斑の悪化(隠れた肝斑が濃くなることがあります)、色素脱失、アートメイクへの照射による色調の変化など。
また、ホクロも薄くしますので、薄くしたくないホクロがあれば事前に伝えてください。

最近日焼けした方、長時間屋外で活動する方、妊娠中、ケロイド体質の方、抗リウマチ薬を内服中、金の糸を入れている方。 ※授乳中の方は施術お受け頂けます。

炎症後色素沈着
シミが濃くレーザーがしっかりと当たった、肝斑が重なっていた、日焼けをしている、肌が乾燥など微細な炎症があった場合など、一時的に炎症後色素沈着と呼ばれる、茶色が濃くなった状態になることがあります。半年程度で薄くなりますが、早く薄くしたい場合、ハイドロキノンという美白クリームの使用をお勧めすることがあります。

色素脱失(白斑)
色素脱失とは皮膚の色が周囲より薄く見える状態を言います。短期間に無理に回数を重ねなければ、色素脱失(白斑)が生じる恐れはありません。色素脱出を認めたり、または疑われた部位へは、それ以上のレーザー照射は行いません。色素脱失は、通常6ヶ月ほどで、元の肌の色に戻りますが、戻らないこともあります。

アートメイク(化粧刺青)への照射による色調の変化
アートメイク(化粧刺青)がされている部位にレーザーを照射すると、思わぬ色調の変化(多くは黒色化)が生じることがあります。アートメイク(化粧刺青)をされている方は必ず申告して下さい。